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GPファイナル2位だった宇野昌磨。
世界の頂点を狙う、次のステージへ。 

text by

田村明子

田村明子Akiko Tamura

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photograph byAsami Enomoto

posted2018/12/12 16:30

GPファイナル2位だった宇野昌磨。世界の頂点を狙う、次のステージへ。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

異常なプレッシャーの中でもきっちり優勝できる選手に……その覚悟を決めた宇野の横顔。

いつか……世界の頂点に立つ日。

 2月の平昌オリンピックでは、羽生選手がいると自分のプレッシャーが少なくなる、と認めて「(羽生が現役を続けることで)もう少し楽をさせて欲しいと思います」と口にして記者たちの笑いを誘った宇野だった。

 だがいつまでも、先輩の陰に隠れてはいられない、という自覚を持ったのだろう。

 さほど遠くない将来、宇野が日本のナンバーワンとして世界に立ち向かう日はやってくる。

 UNOはスペイン語で数字の1だ。どの試合の結果も1という数字を並べるようになるだけの器量は、十分にある。

 精神的にも本格的に覚醒しつつある宇野は、世界の頂点を目指す。

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