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ベテラン3人の引退と藤原恭大。
ロッテ22歳、香月一也が思うこと。
text by
永田遼太郎Ryotaro Nagata
photograph byKyodo News
posted2018/11/14 10:00
ロッテは2015年以降、平沢大河、安田尚憲、今年は藤原恭大と直近4年で3人の高校生左打者をドラフト1位で獲得。
台湾での試合で活躍。
10月4日に行われた金澤の引退試合は自ら志願して、ベンチ横のカメラマン席からその勇姿を目に焼き付けた。
新人(若手)が入ってくれば、上の誰かが押し出される。今年引退したベテラン選手たちの想いを誰よりも誰よりも理解しているのはこの香月なんじゃなかろうか。
11月9日から3日間、台湾で行われたラミゴ・モンキーズとの親善試合では3試合で13打数5安打2打点の活躍で井口資仁監督を納得させた。
とはいえ真の戦いはこれから。彼自身が一番それを分かっている。だからこそ、このオフは決死の覚悟で練習に取り組む。
世話になった人達への恩に報いるためにも、そして何より自分自身の未来のためにも。