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クラシコ大敗、ロペテギ解任。
マドリーに吹く衰退の秋風。
~王者の品位はどこへ行ったのか~
posted2018/11/11 17:00
クラシコの後半37分、ベンチに下がるマルセロを労ったロペテギ。この交替がマドリーでの最後の采配になった。
text by

豊福晋Shin Toyofuku
photograph by
Getty Images
日曜の深夜の公式声明には王者の品位のかけらすらなかった。
10月28日のクラシコで5-1で大敗したレアル・マドリーは、ジュレン・ロペテギ監督を解任し、後任としてサンティアゴ・ソラーリの暫定監督就任を発表した。
「ロペテギの解任を取締役会で決定した。(略)当クラブからは今年度のバロンドールに8人もノミネートされているにもかかわらず、それにそぐわぬ内容を見せていた」
この種の声明は通常、解任の決定と前監督への感謝のみを書くもの。「8人もノミネートされている」のくだりは余計で、伝統ある同クラブの気品に欠けた声明文として、監督解任そのものよりも批判されている。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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