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U-19代表が難敵・北朝鮮を撃破。
久保建英らが狙うU-17W杯の雪辱。 

text by

安藤隆人

安藤隆人Takahito Ando

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posted2018/10/22 12:30

U-19代表が難敵・北朝鮮を撃破。久保建英らが狙うU-17W杯の雪辱。<Number Web> photograph by AFLO

直接FKで得点した直後、チームメイトたちとお互いを称え合った久保建英。

最終戦前に決勝T進出決定を。

 グループリーグ第2戦の相手はタイ。初戦のイラク戦では打ち合いの末に3-3で、勝ち点1を手にしている相手に日本が勝利を収めれば、最終戦のイラク戦を残して決勝トーナメント進出が決まる。影山監督は次戦以降について、こんな風に語っている。

「タイは昨年の1次予選(AFC U-19選手権予選/モンゴル)で対戦(2-1で勝利)してからはだいぶ印象が違います。

 ロシアW杯のあとに、ASEANのAFF U-19トーナメントを視察に行ったのですが、その辺りから彼らも最終予選に向けて準備を始めていて、その時点で戦い方、メンバーも変わっていましたから。

 昨年、1次予選の最初の2戦は4-3-3でやっていたのですが、(第3戦の)我々との試合では5-4-1できたんです。そして夏(ASEANのAFF U-19トーナメント)に観たときは3-4-3でやっていて、(AFC U-19選手権初戦の)イラク戦では3-5-2で中盤の形を変えていた。

 なので、選手の状態や選考の仕方によって、最善策をタイは考えている。それは我々も同じことなので……タイというチームをよく理解した上で勝ち点3を取りたいと思います」

選手自身で問題解決できるチーム。

 初戦の勢いをそのままに、かつ変化をしてくるタイを相手にいかにピッチ上でコミュニケーションを取り、柔軟に対応して勝利をたぐり寄せることができるか……。

「このチーム、この選手達の1つの特徴でもあるのが、ハーフタイムや試合が終わった後にお互いに“イジりながら”だけれども、必要なものをテーブルの上に乗せて話し合えること。

 実際、初戦でも活発なコミュニケーションを取っていましたから。自分たちでいろんな問題を自主的に解決していく『自浄作用』とでも言うんですかね……そういうものをチームとして持っている。もっともっとコミュニケーションを取って摺り合わせていけば、それを90分間の中で見られると期待しています」(影山監督)

 4世代がさらに融合し、試合をこなすごとに化学変化を起こしてチームを活性化させていく――初戦の北朝鮮戦では、2000~2001年生まれ世代によって、その「火」が灯された。次は、それを一気に燃やして、さらに加速力を付けていって欲しい。

 タイ戦は世代間の思いがより共鳴し合う試合を見せてくれることに期待したい。それがU-20W杯出場権獲得の大きな布石となるはずだ。

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