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番記者アンケートでは1位返り咲き。
大谷翔平が新人王になる現実味は? 

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及川彩子

及川彩子Ayako Oikawa

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photograph byGetty Images

posted2018/10/08 09:00

番記者アンケートでは1位返り咲き。大谷翔平が新人王になる現実味は?<Number Web> photograph by Getty Images

2012年のア・リーグ新人王・トラウトと談笑する大谷。偉大な同僚に続けるか。

イチロー以来の受賞なるか。

 同協会で最優秀新人賞が公式に作られたのは1947年で、受賞選手第1号は、ジャッキー・ロビンソン選手だった。日本人選手は1995年に野茂英雄投手、2000年に佐々木主浩投手、2001年にイチロー選手がそれぞれ受賞している。

 3選手とも日本のプロ野球で実績があったため、「新人として扱うのはいかがなものか」という議論も出たけれど、黒人だけで組織されたニグロリーグでプレー経験がある選手と同様に、日本人選手も「メジャーリーグでの経験で選考するべき」としている。

 大谷選手は日本でも実績があるけれど、24歳という若さから「新人として扱うのは……」云々の議論は出ていない。

 過去にはデレク・ジーター、同僚のマイク・トラウトなども受賞している名誉ある賞で、ここからMVPにステップアップしていく選手も多数いる、言うまでもなくルーキーの登竜門。日本人として4人目、二刀流選手としてはメジャー初の新人賞受賞なるのか。記者たちが大谷選手をどう評価するのか、投票結果が楽しみだ。

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