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バドミントンの「飛ばない球」問題。
東京五輪のシャトルはどうなる?
text by
田中大貴Daiki Tanaka
photograph byAFLO
posted2018/09/16 08:00
奥原希望はジャパンオープンの会場でシャトルが飛ばない感覚を指摘している。
シャトルの感覚を得るために。
野球で例えるなら、毎大会、反発係数が違うボールを使っているようなものです。しかも、会場の環境によって球の飛び方が全く違う……「飛ぶシャトル」が使われているのか、「飛ばないシャトル」が使われているのかを察知し、加えて会場自体が「飛ぶ会場」なのか、「飛ばない会場」なのかを把握しなければいけないのです。
世界の頂点を極めるには、「ミリ単位」の正確なショットが必要と言われるバドミントン。
武蔵野の森・総合スポーツプラザで行われる6日間は、今回のジャパンオープン2018の結果だけではなく、2年後に向けて「シャトルの感覚」を得られるか、2年後の東京五輪をいかにイメージできるかが問われるのです。