ロシアW杯PRESSBACK NUMBER
前回王者の鬼門、初戦で完封負け。
ドイツも“W杯あるある”の餌食に?
text by
井川洋一Yoichi Igawa
photograph byGetty Images
posted2018/06/21 08:00
メキシコの勇敢な戦いぶりがあったとはいえ、前回王者らしからぬ戦いぶりを見せたドイツ。連覇に向けて逆襲なるか。
レーブは再生の道筋を見つけられるか。
6月17日、ルジニキ・スタジアムでメキシコが見せた戦いは、スウェーデンや韓国にとっても参考になるだろう。
そして23日にソチでスウェーデンに敗れるようなことになれば、ドイツは前回のスペイン同様に、2試合終了後に早くもグループリーグ敗退が決定してしまう可能性もある。
ドイツが統合されてから、W杯の初戦で敗れたのは今回が初めて。名将レーブはロシアで羅針盤を持たずに、再生の道筋を探さなければならない。ニュートラルなファンにとって波乱は歓迎すべきものだが、今大会は予選の段階で複数の優勝候補が消えている。
優勝候補筆頭の前回王者までもが早期敗退するのは、大会全体の盛り上がりにも影響しそうだが、果たして──。