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川端慎吾、頭部死球からの復活へ。
一軍復帰がヤクルト逆襲の時に。
 

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浜本卓也(日刊スポーツ)

浜本卓也(日刊スポーツ)Takuya Hamamoto

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posted2018/06/03 07:00

川端慎吾、頭部死球からの復活へ。一軍復帰がヤクルト逆襲の時に。<Number Web> photograph by Kyodo News

バッティングセンスは日本球界で屈指とも評される川端慎吾。試合勘を取り戻し、ヤクルト打線に厚みを加えられるか。

コツと技術はそう簡単には忘れない。

 登録抹消から5日後の26日、早速復活の兆しが見えはじめた。イースタン・リーグ西武戦に「6番一塁」で先発出場すると、4打数4安打。打球を広角のヒットゾーンに打ち分ける、川端らしさを発揮した。杉村コーチは「コツと技術はそう簡単には忘れない。4本打ったしね」と川端の復調を感じ取った。

 一軍への再登録が可能な最短日数は10日間。川端の二軍降格が発表された後、小川監督は「状態が上がってくれば(再昇格)になるが、そこ(早期復帰)を目指すことにはなると思います」と話していた。交流戦の2カード目となる楽天1回戦の、6月1日にも一軍に復帰する可能性はあったが、今回は見送られた。

 今の状態でも戦力アップになるだろうが、首脳陣と本人が意思を確認し、先の戦いを見据えてもう少し時間をかけて、完全に仕上げる道を選んだ。川端が一軍の舞台に満を持して帰ってきた時こそ、ヤクルトが逆襲の号砲を鳴らす時になる。

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