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ホリエモン万博の「泥仕合」って!?
素人の試合で……人間ドラマを実感。
text by
松本宣昭Yoshiaki Matsumoto
photograph byYumika
posted2018/02/09 16:30
グローブも防具も大きく、腹も出てるし、体力も無い……だが、懸命にパンチを繰り出す姿には何かがある!
リングを降りた社長に、社員が駆け寄る感動シーン。
堀江氏が言うとおり、『HATASHIAI』は「全然知らない人同士が戦っているんだけど、最後は応援したくなっちゃう」。でも、「知っている人」が戦っていたら、もっと熱くなれるだろう。
第12試合「世界最強のBNIチャプター決定戦!」と題して行なわれたオーダースーツ販売会社代表の鈴木義志選手と、建物の塗装・防水工事を行なう会社・社長の星野亮選手による一戦は、とにかく客席が熱かった。
互いのパンチが当たるたびに両陣営(おそらく社員や仲間のみなさん)が、大歓声を挙げる。KOで敗れた星野選手がリングを降りた直後、社員たちが駆け寄って肩を抱くシーンは、ちょっとじんときてしまった。
社会人野球など、「社員の士気高揚」のためにスポーツが活用されるケースはよくあるが、企業のトップ本人が自ら殴り合うのだから、社員のテンションが上がらないはずがない。
次回の『HATASHIAI』、我がNumberの編集長が参戦すれば、きっと僕ら編集部員の士気は高揚するんだけど……ボス、どうでしょう?