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村田修一の移籍難には理由がある。
三塁手豊作の時代、一塁やDHなら? 

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小関順二

小関順二Junji Koseki

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photograph byKyodo News

posted2017/12/21 17:00

村田修一の移籍難には理由がある。三塁手豊作の時代、一塁やDHなら?<Number Web> photograph by Kyodo News

2017年も118試合に出場してOPS.754と十分に一流の数字を残している。戦力としては計算が立つ選手なはずだが……。

若手が育つまでの戦力として、村田は悪くない。

 とくにロッテはチームの中に本塁打を打てそうな選手が本当に少ない。'17年に2ケタ本数を記録したのは好打者タイプの鈴木大地(11本)とシーズン途中に入団したペーニャ(15本)の2人だけだ。

 過去2年を見てもこの状況は変わらない。'15年はチーム本塁打がリーグ最下位の85本で、2ケタ放っているのはデスパイネ(18本)、クルーズ(16本)、清田育宏(15本)の3人だけで、'16年はチーム80本塁打とさらに下がり、2ケタ本数はデスパイネ(24本)とナバーロ(10本)の2人だけで、2人以外では46本しか打っていない。

 ドラフトで投手偏重の指名をしてきたロッテが'15年に1位平沢大河(遊撃手・仙台育英高)、'17年に1位安田尚憲(三塁手、入札は清宮幸太郎一塁手)、2位藤岡裕大(三塁手・トヨタ自動車)と内野手を指名しているのは貧打解消を狙ったためだが、彼らが一本立ちするまでにはあと2、3年かかりそうで、その間の戦力として村田は十分に期待に応えてくれると思う。

 ヤクルトはロッテほど長打不足ではないが、'17年は一塁と三塁で100試合以上守った選手がおらず、一塁は荒木貴裕の50試合、三塁は藤井亮太の90試合がチーム最多である。

 '15年の打点王・畠山和洋と首位打者・川端慎吾が帰ってくれば村田は必要ないが、過去2年の試合出場数は、畠山が45→15、川端が103→0と変遷している。畠山は来季36歳、川端は31歳なので新旧交代期にきていることは間違いないが、新時代を担う廣岡(21歳)、渡邉大樹(21歳)、奥村展征(23歳)がまだ本格化していない。村田はその間の戦力として十分に見込めるはずだ。

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