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浅田真央ってどんな人?
本人が語る、今までとこれからの私。
text by
藤森三奈(Number編集部)Mina Fujimori
photograph byAkinori Ito
posted2017/12/20 12:50
着物姿で撮影に臨んだ浅田真央。その姿は引退後も、人々を魅了する。
「いまでも自分の性格ってわからない(笑)」
『鐘』およびソチ五輪のフリーに選んだ『ピアノ協奏曲第2番』の作曲家であるセルゲイ・ラフマニノフは、彼女を強くした。女王としての強さ、風格を身につけるにはふさわしい曲でありプログラムだったと言えよう。
「その後性格が変わったとは思わないんですけど。いまでも自分の性格ってわからない(笑)」と、グレーと紫を掛け合わせたようなシックな染めの着物に身を包んだ彼女は続けた。
引退を発表してから8カ月――。
鎧を脱いだ戦士は、世界一を手にするための訓練で身に付けた生き抜くための術と、今まさに得た自由で、新しい色のオーラを放つ。
冒頭の質問。今なら私はこう答える。
「人を惹き付ける趣きは変わらない。終始穏やかだが、自分の意志のもと行動しているように見える。『真央は~』と話し始め、その後語られるのは、新しい夢、希望。それを考えると楽しくてしょうがないと言う姿はのびやかだった」
Number942号「VOICE of 2017 -18」(12月20日発売)では、本年ナンバーMVP特別賞を受賞した浅田真央さんのインタビュー「今までのわたし、これからのわたし」を掲載しています。引退後の心境とこれからの夢について語っています。美しい着物姿のグラビアとともにお楽しみください。