“ユース教授”のサッカージャーナルBACK NUMBER
攻撃は世界上位だが守備は緊急事態!
サッカーU-17代表選手発表の裏側。
text by
安藤隆人Takahito Ando
photograph byTakahito Ando
posted2017/09/26 07:00
いくら攻撃陣が優れていても守備陣が脆いと意味がない……短期決戦でのチーム作りの手腕が問われる森山監督。
あらゆる変化に対応できる世界レベルの選手に!
「複数のポジションをできる選手を特に揃えたので、すんなりと対応してくれていると期待しています」(森山監督)
DFラインの部分で強調したように、チーム全体を通して、この「すんなりと対応」が今大会の大きなポイントとなる。
ただポジションが変わるだけでなく、上下左右の組む相手も変わってくる。そして相手もアジア以上にハイレベルな変化を見せて攻め寄せてくる。その世界トップクラスの相手に対して、チームとして変幻自在の対応ができるかどうか……。
それができれば、自らの将来性を示すことにもなるわけだ。果たしてこの大会で何人の選手がそのポテンシャルを示すことができるのか。
アクシデントもあったが、メンバーも決まり、いよいよ本番は近づいて来た。
期待を背負いながらインドの舞台で戦う若き日本代表が、日本の将来を明るく照らす姿に是非注目して欲しい。彼らがこの先の日本サッカーの未来を担っているのだから。