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今の代表にサプライズは必要ない。
運命の一戦で頼るべきはJリーガー?
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byAFLO
posted2017/08/23 07:00
移籍の噂もあった香川真司だが、ドルトムントでの今季開幕戦にも出場して健在をアピールしている。
6月はJリーガーがスタメン3人。今回は?
直近のゲームである6月のイラク戦は、Jリーガーが3人しかスタメンに選ばれていない。センターバックの昌子源、ダブルボランチの遠藤航、井手口陽介である。
今回はどうか。途中出場の選手も含めて少なくとも4人、できれば5人はJリーガーを起用したい。
吉田麻也のパートナーには、引き続き昌子を指名するのがベターだろう。ヒムナスティック(スペイン2部)の鈴木大輔を推す声も聞こえてくるが、このタイミングでの招集は難しい。
今回のオーストラリア戦とサウジアラビア戦は、大げさではなく日本サッカーの命運を懸けた一戦となる。紛れもない大一番だけに、最終予選を戦ったことのある選手を優先したい。
監督のエキセントリックさを考えると……。
理由はふたつある。ひとつめは、ハリルホジッチ監督のチーム作りを知る人間のほうが、スムーズに溶け込めるからだ。時にエキセントリックな指揮官の言動に戸惑いを覚えたりしたら、決戦ムードに乗り遅れてしまう。
ふたつめは、当事者意識の共有である。2次予選の初戦でシンガポールと引き分け、最終予選の開幕戦ではUAEに敗れるなど、このチームは苦い思いを味わってきた。その一部でも知っている選手のほうが、たとえサブメンバーでも当事者意識を持って戦える。今回の2試合では、間違いなくチームの総力が問われる。
吉田と鈴木は'12年のロンドン五輪でコンビを組んでいる。鈴木のポテンシャルとスペインで積んできた実績は魅力的だが、コンディションとこれまでのチームへの関わりを考慮して昌子を起用するべきだ。
システムを4-2-3-1とした場合、ダブルボランチの一角に山口蛍を推す。長谷部誠のコンディション次第では今野泰幸、高萩洋次郎、遠藤航のいずれかにスイッチする。
高萩は3月のUAE戦に招集され、ケガで出場は叶わなかったもののアウェイでの勝利に触れている。ハリルホジッチ監督のチームのアイデンティティを知っており、なおかつ日本国内でプレーをしている意味で、小林祐希や森岡亮太らの海外組をリードする。