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女子マラソン安藤友香と清田真央。
世界に通じる“忍者走り”の秘密。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byKyodo News
posted2017/04/17 07:00
名古屋ウィメンズマラソンでの25キロ過ぎ地点。キルワと競り合う安藤のフォームに注目。
「まだまだ、完成形ではないんですよ」
レース後には「マラソンのための完成形のような走り」という声も上がるほどのインパクトを残したが、里内コーチによるとまだこれが最終形態ではないとのこと。
「今はまだいじりませんけど、最終的には、レースの最後には腕の力も使いたいと思っています。マラソンで最後に足が動かなくなって、きつくなったときに腕で持っていく部分は作りたいですね。まだまだ、完成形ではないんですよ」
未だ、のびしろ十分ということだろう。
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ただ、もちろん2人のシンデレラガールが好成績を残せた理由は、フォーム改造だけではなかった。
「8月の世界陸上はあくまで東京五輪のマラソンへむけて、踏むべきステップのひとつという感じです。そこはぶれないように、世界を相手に戦ってこられればと思います」
3年後の東京五輪をしっかり見据える安藤友香と清田真央。日本の女子マラソン界に現れた新星は、果たしてどのように成長してきたのか……その進化の理由は、Number925号掲載「東京へ。」でお読みください。