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Bリーガーが憧れの対象となるために。
辻直人が考えるバスケ選手の理想像。

posted2017/04/10 10:30

 
Bリーガーが憧れの対象となるために。辻直人が考えるバスケ選手の理想像。<Number Web> photograph by Naoto Tsuji

B1リーグ中地区初王者に輝いた川崎。キャプテンの篠山竜青(左)と辻は試合中と打って変わってリラックスした表情。

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辻直人

辻直人Naoto Tsuji

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Naoto Tsuji

 3月17、18日のB1リーグ第24節第1戦、第2戦と連敗を喫したが、15試合を残して上位8チームに入ることが確定し、B1最速で初年度のチャンピオンシップ出場(準々決勝:5月13・14日、準決勝:5月19~22日、決勝:5月27日)が決まった。

 さらに4月1日の横浜ビー・コルセアーズ戦に勝利し、中地区優勝が決定。素直にうれしさは感じているし、ホッとしたのが正直な気持ちだけど、最終的に目指すところはここではなく、あくまでも通過点に過ぎない。これからさらに厳しい戦いが待っているだろう。

 4月に入っていよいよシーズンが終盤に突入したなという実感も湧いてきた。個人的には長期間休み、復帰して間もないため、あまりそんな感じはしないが……(笑)。

 チャンピオンシップでは30分前後のプレータイムで、いかにベストなパフォーマンスを発揮できるかどうかが求められる。しかも、セミファイナルまでは2日間連続で試合が行われるため、リカバリーにかけられる時間も短い。体力面の心配も出てくる。

 ただ、チャンピオンシップまではまだ1カ月あるから改善の余地はあるだろう。そう思えているのはコンディションや精神的にも上を向いている証拠なのかもしれない。

チーム、個人としてもCSで爆発できるように。

 今回のチャンピオンシップはセミファイナルまでが2戦先勝方式となっており、1勝1敗となれば、その日に前後半5分ずつの3試合目が行われ、勝敗が決定する。ファイナルは一発勝負。そこでポイントになるのはチームとしても個人としても爆発できるかどうかだ。

 一発勝負の戦いは、勢いのあるチームが勝つ。選手個々で考えると、正直“持っている人”が試合で爆発すると思う。もちろん、“持っている、持っていない”という話で済ませることではないし、どの選手も間違いなくファイナルのために全力を注ぐ。だからこそ、チャンピオンシップに向けた準備は、とても繊細になってくるだろう。

【次ページ】 大きなアリーナが満員になる雰囲気には憧れる。

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