日々是バスケBACK NUMBER
父が夢見たレイカーズ像を娘が継承。
再建はマジック・ジョンソンと共に。
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byYoko Miyaji
posted2017/03/20 08:00
ジニー(中央)、ジャニー(右)、そしてペリンカの妻。低迷しているとはいえ、レイカーズを思う気持ちは同じである。
ひとつにまとまった「レイカーズ2.0」、新章へ。
ペリンカはさらに、彼が思い描くビジョンのひとつを、こう語った。
「ジニーは、ビジョンと勇気、そして優しい心を持ったすばらしいリーダーだ。私たちが全力を尽くし、コミットし続けることができれば、スポーツ・フランチャイズの女性オーナーが優勝トロフィーを掲げる日がいつかやってくる」
今回の人事が成功だったのかどうかは、すぐに結果が出ることではない。ジニー・バスがドクター・バスの真の後継者となれるかどうかがわかるまでにも、もう少し紆余曲折があることだろう。
それでも、亀裂が入りながら、表向きだけつくろっていたレイカーズが、ようやくジニー・バスのリーダーシップの元でひとつにまとまって進もうとしていることは確かだ。進化した「レイカーズ2.0」(ペリンカ)、そしてリーダーとして成長したジニー・バスの今後に注目が集まる。