最もフリーダムなのは、清水のキャッチフレーズ。

　名鑑では名付け親となった各クラブ番記者の遊び心も分かる。その中でも今季J1に復帰する清水は、異彩を放つキャッチフレーズがずらりと並ぶ。

＜スペシャル“ワン”／犬飼智也＞

＜7番なのに「六」平／六平光成＞

＜“六反＝1,800坪”／六反勇治＞

＜三国志の武将にいそう／植草裕樹＞

　犬飼と六平は苗字からオヤジギャグを生み出しているのに始まり、新加入の六反に関しては情報が少ないのを逆手に、サッカーとは全く関係ない豆知識を披露。ある意味、完全に割り切っている。そして植草の風貌については、もしや張飛や関羽のような豪傑を連想したのか？　と読んでるこっちが考えさせられてしまうなど、とにかくフリーダムな紹介になっている。

　せっかくなので全選手のキャッチフレーズを紹介したいところだが……名鑑に名を連ねるJリーガーの総勢人数は、約1500人。国内最南端のクラブであるJ3琉球のページまでチェックし、さすがに無理だということに今さら気づいた。

　2017シーズンはJ1からJ3合わせると、計57クラブがJリーグの舞台で戦う。「Jリーガー」それぞれのバックボーンをニックネームで知れば、思い入れもひときわ強くなるはずだ。