モータースポーツ解体新書BACK NUMBER
スター選手の素顔に迫る絶好の機会。
魅力的イベントが目白押しのTGRF。
text by
大串信Makoto Ogushi
photograph byTOYOTA
posted2016/11/17 16:55
昨年のTOYOTA GAZOO Racing FESTIVALには、約4万人のファンが集まった。
レースカテゴリを越えた特別模擬レースも開催。
さらに、2016年シーズンを戦い抜いたSUPER GT、SUPER FORMULAマシンによるカテゴリーを超えた特別模擬レースが行われる。こちらはそもそも異なるカテゴリ-が混走する1年に1度、TGRだけのスペシャルイベント。フォーミュラカーとGTカーが一緒に走るシーンはまさに圧巻。写真を撮るならここだ。
コース上では、イベントの合間に大型バスに乗ってコースを走り、周囲を走行するレーシングカーを見学するサーキットサファリが催される。バスに乗ってコース上を競技車両と一緒に走りながらその様子を観察できる、観客席を離れてまさに「サファリ」感覚でレーシングカーを観察する機会である。
グリッドウォークでは参加したレーシングドライバーやマシンが一般開放されたホームストレートに整列して見学ができる。マシンの傍らには思いがけない選手やチーム関係者が立っているかもしれないからサイン帳を忘れずに。
助手席に据わって、ドリフト同乗走行体験も味わえる。
メインコースの上で行われるレース以外にも、モータースポーツのライブ感を味わえるプログラムが用意されている。Aパドックに設けられたTOYOTA GAZOO Racing ExhibitionではTOYOTA GAZOO Racingのレーシングドライバーたちの座談会が挟んで開催される。
シーズンを戦い終えた選手たちがどんな本音をもらすのか。特に、国本、関口両選手が今年の活躍について何を語るのかが楽しみだ。
ショートコース脇のドリフトコースではドリフトの名手たちがその妙技を披露、助手席に座ってドリフト同乗走行体験もできる。
また、コースの外周では、ふだんなかなか身近に見ることのできないラリーが特別に開催される予定だ。8台の競技車両が模擬レースを繰り広げるので、是非ラリーの迫力を感じ取りたい。
グランドスタンド裏のイベント広場でも各種のイベントが催される。
富士スピードウェイで開催されたWEC 富士6時間耐久で総合優勝を遂げたルマンカー、TS050 HYBRIDをはじめ、今シーズンを戦ったTOYOTA GAZOO Racingの競技車両や歴史的車両が展示されるほか、体験型のイベントブースが各種設けられる。イベント広場では、2人乗りフォーミュラカーに乗り込んでプロドライバーの運転でフォーミュラカー体験もできる。また自分の運転でエンジンカートを操りミニサーキットを走ることもできる。年齢制限があってエンジンカートに乗れない子供たちにはペダルカーも準備されている。ここではクルマを操る楽しさを再確認しよう。