貴重なクルマがパレードを繰り広げる開幕風景。

　フェスティバルはまず、オーナーズクラブが所有する様々なクルマのパレードから幕を開ける。

　貴重なクルマ、懐かしい車両も含まれているので見落としのないよう。これらのクルマの多くはパレード後、場内に展示されるので後で落ち着いて記念写真を撮るのもいいだろう。

　ウェルカムセレモニーの後は、メインコース上ではサーキットタクシーが行われる。

　プロドライバーの運転で、富士スピードウェイのコースを走る機会になる。その後、ドリフトエクストリームを挟んでTGR Netz Cup Vitz Race Grand FinalとTGR 86/BRZ Race Round TGRFの公式戦が2レース開催される。市販車ベースのナンバー付き競技車両を用いた両シリーズは多数のエントラントを集め、今年も激戦が繰り広げられてきた。今回開催されるのは、シーズンの総まとめと言えるレースである。

一歩踏み出し体感するモータースポーツ。

　その後行われるレーシングカー同乗体験では、実際にレースを戦ったIPS（インタープロトシリーズ）、S耐（SUPER耐久シリーズ）に参戦中の本物のレーシングカーの助手席に乗ってコース上でレーシング走行を体験できる。オンボードカメラではわからない加減速のG、コーナリングGを経験する良い機会だ。レースを戦うレーシングドライバーがどれほど過酷な環境にさらされ、筋力や体力を求められるかを実感して、眺めるだけのモータースポーツから一歩踏み出し体感するモータースポーツに挑戦したい。

　Vits、86/BRZの公式戦が終わると、ニュルブルクリンク24時間レース出走車による模擬レースが始まる。

　世界一過酷なツーリングカーレースと呼ばれるニュルブルクリンク24時間はTOYOTA GAZOO Racingが力を入れて参戦しているカテゴリーのひとつ。参戦車両が国内サーキットを走行する機会はほとんどないのでこれも見逃せない。

【次ページ】　レースカテゴリを越えた特別模擬レースも開催。