中垣内祐一の名言 

あのジャッジは今でもミスだと思っている。

中垣内祐一(バレーボール)

中垣内の言う「あのジャッジ」とは、アトランタ五輪アジア予選の韓国戦でのことだ。「マッチポイントを迎えて、あと1点という時に、僕のスパイクが立て続けにアウトを取られたんです」。この失点をきっかけにセットを落とし、結局日本は敗戦する。「あれは絶対にアウトなんかじゃない。打った本人がちゃんと見えているんだから。あとで何度もビデオを見ましたが、やっぱり判定は違っていた」と中垣内は主張する。「2本連続で取られた『アウト』というジャッジさえなければ、あの試合に勝ってアトランタ五輪の切符を手に入れていたかも知れないし、続くシドニーを含め、2回連続不出場という屈辱も味わわずに済んだかも知れない」。そして「あのジャッジ」を悔やむ中垣内は言葉を続けた。「あの時から、日本の男子バレーは下降線を辿り始めたように思う」

Number512号(2000/12/14)

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