ヴァイッド・ハリルホジッチの名言
もはや今日のサッカーシーンにおいて、“偉大なチーム”と呼べる国は存在しない。
ヴァイッド・ハリルホジッチ(サッカー)
2016/09/01
「多くのチームは守ることにのみ専念し、攻撃の構築にまで力を注いでいたチームはほとんどなかった」。ポルトガルの初制覇に終わったEURO2016を「優れた大会とは言い難かった」と、日本代表の指揮官は総括する。「ドイツにしても、ブラジル・ワールドカップ当時とEURO準決勝のドイツでは、比べるべくもない。“偉大なチーム”がなくなった代わりに、これまで“小国”と呼ばれていた国々のレベルも上がり、全体がずっと均衡した」。各国の実力が拮抗してきたということだが、では、日本もサッカー界全体の“均衡”に寄与していると言えるのだろうか……。
Number906号(2016/07/14)