リオ五輪PRESSBACK NUMBER
日本競歩、初入賞は悔しさと共に。
松永大介が4年後のメダルを宣言。
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byJMPA
posted2016/08/13 14:00
競歩史上初めての入賞者となった松永大介だが「メダルを目指していた」と悔しさが勝っていたようだ。「次」に期待したい。
50kmでは世界選3位の谷井らが“大人の歩き”を。
19日には50km競歩がある。こちらの種目には、昨年の世界選手権で銅メダルを獲得した五輪4度目の谷井孝行、4位の荒井広宙、さらには11年世界選手権6位の森岡紘一朗が出場する。
今井部長は「50kmの方は大人。若さや勢いじゃなく、安心してレースに送り出せると思う。世界ランキングと国際大会の実績は似て非なるもの。これを積み重ねていく中でメダルを達成していきたい」とまずは残り1種目に期待を寄せた。
日本競歩界がメダルを獲得していくには、選手層を厚くし、束になってメダルを狙っていくことが重要だ。初の入賞者を出したことからもわかるように、現在のトップ選手の強化策そのものは成果を出しており、今後の競歩界には楽しみな部分が多い。
「今回は悔しかったけど、7位入賞で競歩史に名を残すことができたかなと思う。日本の競歩界は段階を踏んでメダルを目指していくべき。僕には4年後がある。東京では絶対にメダルを目指す」
松永は高らかに言った。