リオ五輪PRESSBACK NUMBER
萩野公介、金メダル→7位→次は?
「達成感」を捨て、リレーは期待大。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAFLO
posted2016/08/09 15:00
孫楊の横で悔しさをにじませる萩野。7位という結果が再び闘志に火をつけるはずだ。
松田、江原、小堀と戦うリレーで再び歴史を動かす。
明日9日(日本時間10日)は、4×200mフリーリレーの予選と決勝が行なわれる。萩野もそのメンバーの1人だ。
4×200mリレーは日本にとって、1964年の東京五輪で銅メダルを獲得したのを最後にメダルとは縁がない種目だ。メダルはおろか、東京五輪のあとは、オリンピックに出場したのも1968年のメキシコ(予選落ち)、1984年のロサンゼルス(失格)、2008年の北京(7位)、2012年のロンドン(予選落ち)と限られている。
長らく跳ね返され続けた自由形の種目で、久々の好成績を挙げることができるか。
萩野は今春、リレーメンバーが決まったあと、こう言っている。
「日本人が、自由形で戦えるときが来ました。楽しみです」
松田丈志、江原騎士、小堀勇気とともに戦うリレーで、歴史を動かすために、萩野は再びスタート台に立つ。