プロでも、先発・リリーフに社会人出身は多数。

　社会人出身の投手は、プロで貴重な戦力になっている。先発要員は攝津正（ソフトバンク）、石川歩（ロッテ）、金子千尋、東明大貴（オリックス）、美馬学（楽天）、内海哲也、高木勇人（巨人）、能見篤史（阪神）、吉見一起（中日）、久保康友、井納翔一（DeNA）という顔ぶれである。

　そして私がより社会人らしいと感じるリリーフ投手は、さらに多数派を形成する。

　森唯斗、森福允彦（ソフトバンク）、増井浩俊、谷元圭介（日本ハム）、大谷智久、松永昂大（ロッテ）、高橋朋己、十亀剣、牧田和久、増田達至（西武）、佐藤達也、吉田一将（オリックス）、秋吉亮、久古健太郎（ヤクルト）、田原誠次（巨人）、安藤優也、榎田大樹（阪神）、岩瀬仁紀（中日）、三上朋也（DeNA）たちで、増田以外は全員中継ぎ投手である。

　増井はシーズン途中、抑えから先発に、十亀、牧田は反対に先発からリリーフに配置転換され、三上は昨年抑えから中継ぎに役割を変えている。彼らの優先順位のトップには常にチーム勝利があり、間違っても「人に汚されていない、きれいなマウンドに立ちたい」などとは言わない。このリリーフタイプが今年の都市対抗でもいた。

145キロ超のリリーフタイプは、11人。

　ストレートが145キロ以上を計測したのは次の11人。

　森脇　亮介（セガサミーからNTT東日本に補強）152キロ
　鈴木　博志（ヤマハ）151キロ
　森原　康平（新日鉄住金広畑から日本新薬に補強）151キロ
　藤井　聖太（パナソニック）147キロ
　北出　浩喜（パナソニック）147キロ
　宝利　　亮（日本製紙石巻から七十七銀行に補強）146キロ
　近藤　　均（王子）146キロ
　玉井　大翔（新日鉄住金かずさマジック）146キロ
　山本健太郎（東海理化からHonda鈴鹿に補強）145キロ
　山田　雄太（新日鉄住金かずさマジック）145キロ
　大竹　飛鳥（NTT東日本）145キロ

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