サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
南野拓実の視点で振り返る1勝3敗。
確かに見られた欧州での成長の跡。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byAFLO
posted2016/06/01 10:40
ボールに絡んだ時は、他の選手とは違う力強さを見せた南野拓実。チームを「勝たせる」選手になれるか。
この順位では、グループリーグ敗退になる。
チームは1勝3敗に終わり、グループ5チーム中の4位。この順位ではリオ五輪の本番ではグループリーグ敗退になる。南野自身は3試合に出場して1得点。欧州で10得点取って活躍してきたことを考えると物足りない結果だった。
「危機感を感じます。リオ五輪に出るチームに負けているし、チームとして結果が出なかった。五輪は一発勝負なので、もっと勝負強さを高めていかないと簡単に終わってしまう。それに個々のミスも多かった。リオ五輪まで残り2カ月しかないですけど、シュートの質や決定力を高めるなど自分を含めて、みんな今回出た課題を持ち帰って修正していかなければいけない。それができれば、僕はリオ五輪で十分勝てると思っています」
楽観はしていないが悲観もしていない。大会の結果から分析した中で、何をすべきか南野には見えている。欧州で成長したといえ、また新たな課題を突き付けられたことは、南野にとっていい刺激となり、リオ五輪本番までのいいモチベーションになったに違いない。