沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
今年の日本ダービーは「名作」必至。
東京の直線は、マカヒキのために。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2016/05/28 08:00
皐月賞の中山競馬場は直線が310m、ダービーの東京競馬場は525m。マカヒキの脚がより輝くことは間違いない。
東京の長い直線で生き生きと走りそうなマカヒキに◎。
ここで結論。
◎マカヒキ
○サトノダイヤモンド
▲ディーマジェスティ
△エアスピネル
×リオンディーズ
注スマートオーディン
これぞ「競馬の祭典」と呼ぶにふさわしい今年のダービーを勝つのは、はたしてどの馬か。マカヒキ、と言い切りたいところだが、ちょっとした展開のアヤで、順位は入れ替わりそうだ。
それでも、東京の長い直線で、ほかのどの馬よりも生き生きと、伸びやかにエネルギーを噴出しながらゴールを駆け抜けるのはマカヒキだと思う。そうした意味での◎だ。
あえて、皐月賞の前と同じことを繰り返したい。本は名作から読めと言われているように、競馬はGIから見るべきだ。競馬を見たことがない人にはそう言いたいし、すでに競馬を始めているが、まだ名作と言えるレースを見ていないという人にも、ぜひ、5月29日の日本ダービーをライブで見てほしい。
個人的なことになるが、私は先週末、母を亡くしたため、札幌の生家でこの稿を書いている。土曜の最終便か日曜の午前中の便で帰京し、「空前の名作」となるかもしれない競馬の祭典に足を運ぶつもりでいる。