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クラシック戦線に2頭目の「化け物」。
マカヒキの強さを示す2つのタイム。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2016/03/07 12:10
父ディープインパクトを彷彿とさせる末脚を見せたマカヒキ。父と同じ道を歩むことはできるか。
春のクラシック、勢力図は見えてきた。
4月17日の皐月賞では、マカヒキとサトノダイヤモンドの「無敗対決」が一番の見どころになるのか。そこに、ひと叩きされたリオンディーズと、やや水をあけられた感があるが、エアスピネルが挑みかかる。世代ナンバーワンと言われていたハートレー(父ディープインパクト、美浦・手塚貴久厩舎)も復権を狙ってくるだろうし、それを共同通信杯で破ったディーマジェスティ(父ディープインパクト、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)も、ただでは終わらないだろう。
昨年の新潟2歳ステークスから弥生賞まで、現3歳世代の牡馬が制した重賞は16。その16レースの勝ち馬がすべて異なるという大混戦のなかで、上のほうの勢力図が少しずつはっきりしてきた。
3月19日の若葉ステークスや、ドレッドノータス(父ハービンジャー、栗東・矢作芳人厩舎)が出走を予定している翌20日のスプリングステークスが終われば、春のクラシック候補がほぼ出揃う。
いよいよ、という感じになってきた。