モーターサイクル・レース・ダイアリーズBACK NUMBER
現役王者との競演は見られるか!?
“最速”ストーナーがドゥカティへ。
text by
遠藤智Satoshi Endo
photograph bySatoshi Endo
posted2015/12/07 10:40
ドゥカティに移籍して1年目の2007年、日本GPで初タイトルを決めた。このレースの6位がシーズンで最低の成績という安定ぶりだった。
スポット参戦で4人の王者たちとの戦いも。
そしていま、グランプリ界の期待と注目は、ストーナーがワイルドカードや代役で出場する日が来るかも知れないということである。
ストーナーに乗って欲しいと願っているのは、誰よりもドゥカティだということは容易に想像がつくし、「もうフル参戦するようなことはない」と言い切るストーナーだが、代役出場やスポット参戦なら出場する可能性は高い。
今年、チャンピオンを獲得したロレンソは、いま、最高のライダーと呼ばれる「ロッシ、マルケス、そしてストーナーと戦って3回のタイトルを獲得できたことが嬉しい」と語っていたが、来年は、史上最高のチャンピオンと言われる4人の現役選手との戦いが見られるかも知れない。
今年はロッシがチャンピオン争いに加わって、すべてのサーキットで観客動員数が増加に転じた。さらに、シーズン終盤のロッシとマルケスの確執騒動で世界中の注目が集まった。
これで来年、ストーナーがスポット参戦することになれば、ますます盛り上がること間違いなし。来年も話題満載のシーズンになりそうだ。