フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
スケートカナダ制したワグナーの貫禄。
初挑戦3位・永井優香は会見も英語で。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byYusuke Nakanishi/AFLO SPORT
posted2015/11/04 11:15
左からトゥクタミシェワ、ワグナー、永井。GPシリーズ初出場での表彰台は浅田真央、安藤美姫、村上佳菜子らに続く快挙となった。
「体の改造中」と語る2015年秋の村上。
フリーではいくつかジャンプで回転不足があり、総合で4位。だがこの試合は自信につながった、と笑顔を見せた。
「ミスがあってもこの点が出たと思えたので、次に向けて良いスタート。スケーティングなどが去年より評価してもらえるようになった」
彼女は、今シーズンから初めてトレーナーについて体を改造中なのだという。
「主に体幹の強化など。それが少しずつ氷上につながってきている。これまでは脚ばかり強くて、上半身に注意をはらってこなかった。良い方向に進んでいると思います」と明るい表情で語った。
期待されていた元カナダチャンピオンのケイトリン・オズモンドは、まだ負傷が治りきっておらずにフリーで5回転倒するという痛ましい演技で、総合11位に終わった。