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スケートカナダ制したワグナーの貫禄。
初挑戦3位・永井優香は会見も英語で。 

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田村明子

田村明子Akiko Tamura

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photograph byYusuke Nakanishi/AFLO SPORT

posted2015/11/04 11:15

スケートカナダ制したワグナーの貫禄。初挑戦3位・永井優香は会見も英語で。<Number Web> photograph by Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT

左からトゥクタミシェワ、ワグナー、永井。GPシリーズ初出場での表彰台は浅田真央、安藤美姫、村上佳菜子らに続く快挙となった。

フリーで挽回して総合2位、E・トゥクタミシェワ。

 世界チャンピオンのエリザベータ・トゥクタミシェワは、SPでジャンプに失敗が重なって7位という意外なスタートになった。

 だがフリーでは、SPでは回避した3アクセルに挑戦。ステップアウトしたものの、回転は承認された。その後2度の3ルッツを含む3回転6回をノーミスで降りて、世界チャンピオンの実力を見せつけた。

「昨日は不調だったけれど、今日は自分ができるジャンプを全て見せることができて良かった。完璧ではなかったけれど、ノーミスに近い演技ができました」と会見でコメントした。

初挑戦3位の永井優香は英語で記者会見!

 シニアGP初挑戦の永井優香は、プッチーニの『蝶々夫人』のSPで3ルッツ+3トウループを降りてノーミスで滑りきり、63.35という高いスコアで2位スタートになった。細かい表現力などはまだこれからだが、初の大舞台でも臆することなく演じきった度胸は大きな将来性を感じさせる。

 フリーではループが1回転になるなどいくつかのミスが出たが、持ち直して全体をよくまとめた。フリーは7位だったものの、SPの貯金で総合3位に入賞した。

 驚いたことに会見では自ら英語でマイクに向かって堂々と話をした。

「(ここでの結果が)まだ信じられません。演技の内容は完璧ではなかったけれど、楽しく滑りきることができました」。英語は学校で習った程度で、特にレッスンを受けているわけでもないという。記者会見で自分で英語で話すのが夢だったという16歳、これからもどんどん夢をかなえていきそうだ。

滑りに力強さが出てきていた村上佳菜子。

 SP『ロクサーヌのタンゴ』で滑った村上は、3フリップ、3+3のトウループときれいに降りていったが、アクセルが1回転半に。

 それでもスピンやステップではレベル4を獲得しSPでは3位だった。体の使い方が以前よりもコントロールされ、滑りにもより力強さが感じられた。

【次ページ】 「体の改造中」と語る2015年秋の村上。

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