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ホンダが前代未聞“25グリッド降格”。
難解すぎるルールの解決を望む。
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![尾張正博](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/d/8/90/img_d8ec776f0e3aa970c83105f2e04cf4d211165.jpg)
尾張正博Masahiro Owari
photograph byGetty Images
posted2015/06/28 10:40
![ホンダが前代未聞“25グリッド降格”。難解すぎるルールの解決を望む。<Number Web> photograph by Getty Images](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/350/img_649c73877e893a4db512334eb8274ea6102272.jpg)
最後方スタートのアロンソは、レース1周目にライコネンと絡んでリタイヤ。まさに踏んだり蹴ったりの週末となった。
パワーユニットが増えれば、予選の意味が無くなる。
シーズンを折り返す前に5基目を投入したドライバーは、すでに5人。
今後6基、7基、あるいは8基以上を投入するような事態になれば、もはやレースのスタートポジションを決める予選の意味すらなくなってしまう。
もちろん、現在のレギュレーションは全チーム同意の上で改定され、昨年から導入されているものだから、アロンソやホーナーの主張には無理があるとも言える。
ただし、現在のルールが完璧だとも思えない。
ルールを作ったのが人間であれば、状況にあわせて柔軟に対応することも必要ではないか。
F1の運営組織であるフォーミュラワン・グループの最高経営責任者であるバーニー・エクレストンも、こう語っている。
「レギュレーションのすべてをきちんと調べてみる必要があると思う。パワーユニットを変えたら、25グリッド下がるというのは一般には理解されない」
エクレストンを囲んでいた報道陣のほとんどすべてが、肯きながらその言葉を聞いていた。
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