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東京マラソンの日は、空気が綺麗!
「走りたい」と思わせる人気の秘密。
text by
金哲彦Tetsuhiko Kin
photograph byHirofumi Kamaya
posted2015/02/21 10:40
東京マラソンの日、東京は道路が封鎖され、コース脇には応援者と旗が並ぶ。これはもう「お祭り」なのだ。
財団の理事であると同時に一人の市民ランナーでもある。
さて、私は'07年の第1回大会から東京マラソンにはなんらかの形で関わっている。現在は、財団の理事として運営へ意見を述べる立場でもある。
だけど……一方で一人の市民ランナーでもある。
一度でいいからあこがれの「東京マラソン」を走ってみたいのだ。残念ながら応募したこともないが。
もし走ることができたらやりたいこと。
まず、解説者として隅から隅まで熟知しているコースガイドを、一緒に走っている周囲のランナーにやってあげたい。
名物の人形焼きとか、あらゆる公式エイドステーションや私設エイドとかをチェックしてその楽しさや美味しさをFacebookで伝えてみたい。もちろん1万人のボランティアの頑張りに感謝の言葉を述べたい。
海外から来たランナーたちに積極的に英語で声をかけ励ましあいたい。
そして、かつて走ったことのあるニューヨークシティーマラソンやボストンマラソン、シカゴマラソン、パリマラソンとの違いを肌で感じてみたい。
あ~、いつか東京マラソンを走ってみたい~。
今回も解説者として時速20kmで(中継車で)走るあっという間の42.195km。
僕にできるせめてものことは、放送が終わってフィニッシュから数km歩いて戻り、残りわずかな距離を懸命に頑張っているランナーたちに声をかけることだ。知り合いを探しだしてビックリさせるのも楽しい。
あ~、いつか東京マラソン走ってみたい~。
出場するランナーのみなさん、暑くなるかもしれないので十分に給水をとって楽しんで下さい!