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金哲彦、51歳のサブスリー挑戦宣言!
達成への3つの条件と、2つのテーマ。 

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金哲彦

金哲彦Tetsuhiko Kin

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photograph byTetsuhiko Kin

posted2015/02/14 10:50

金哲彦、51歳のサブスリー挑戦宣言!達成への3つの条件と、2つのテーマ。<Number Web> photograph by Tetsuhiko Kin

2009年のつくばマラソン。45歳でサブスリーを見事達成し、喜びのガッツポーズ!

2年後のサブスリー達成、そして大腸ガン。

 それでもめげずに一念発起。

 2年後のつくばマラソンでサブスリーの体力と走力をとり戻した。

 この時のトレーニングは、ごくごくオーソドックスなもの。基本的な60分のジョギング、そして4分15秒ペースでの20km走をクラブの仲間と何度かやった。まだ若かったので勢いでやれた感じだ。その後、ファンラン以外フルマラソンで記録を狙うことはなかった。

 それから数年、2006年に大腸ガンの手術を受け人生観が大きく変わる。

 生きている証として、再びフルマラソンに挑戦し、サブスリーを達成したくなったのだ。

現在51歳、過去2回と同じ方法は通用しないだろう。

 そして2009年、45歳のとき同じつくばマラソンでサブスリーを達成した。トレーニングのアプローチは、2003年のサブスリーとまったく違う。

 まずはフルマラソンを走りきる持久力をつけたかったので、その年は1月から積極的にフルマラソンレースに出場した。

 5月のロサンゼルスマラソンを3時間20分台で走り、目処がたった。秋からは皇居で5kmや10kmのペース走を積極的に取り入れた。1km4分を切る早いペースだ。

 その勢いのまま“つくば”の2週間前に走った「いびがわマラソン」のハーフマラソンでテストランをした。

 いつもならゲストランナーとしてファンランするところを、その年だけはわき目もふらず全力で突っ走ったのだ。

 上り坂どころか下り坂でも息を切らしながら頑張った結果は1時間22分台。この時点で、サブスリーで走る準備はほぼ整った。

 さて今回は3度目の挑戦であるが、これまでの2回とは条件が違う。

 すでに齢51、勢いだけで走れるとは思えない。おそらく、過去2回と同じ方法論は通用しないだろう。

【次ページ】 サブスリーの条件は変わらないが、重点は変わる。

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