サブスリーの条件は変わらないが、重点は変わる。

　現時点で考えているテーマは2つ。

　肉体的に回復が遅くなる年齢に達しているので、絶対に故障しないよう慎重にトレーニングすること。

　そして、無茶な走り込みやスピードトレーニングで体を作るのではなく、走りの効率を追求すること。

　サブスリーを達成する基本的な3つの条件は、これまで言ってきたこととなんら変わらない。

(1) 1km4分15秒ペースで楽に走れるランニングフォームを体得すること
(2) 1km4分15秒ペースで楽に走れる心肺機能を身につけること
(3) 42.195kmを走りきれる精神的、肉体的持久力を顕在化すること

　アプローチは違っても目指すポイントは同じ。ただし、今回は(1)を特に重要視している。

　無駄な力を使わずに走る効率的なランニングフォームとは、つまり、ずっと提唱してきた「体幹ランニング」だ。

　体幹ランニングの進化を、自分の走りで試すときがきたことがなにより嬉しい。