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データ派か、旧スタイルか、メジャー最新GM事情。
~現場主導の叩き上げで再建を~
posted2014/12/01 10:00
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
Getty Images
選手のみならず、球団首脳でさえ目まぐるしく代わるメジャーでは、今オフ、6球団で新たにGM(ゼネラルマネジャー)が就任した。2011年、アスレチックスのビリー・ビーンGMのデータ戦略が、「マネーボール」として映画化されたこともあり、近年はセイバーメトリクスなどの細かいデータを重視する風潮が一気に広がった。
日米を問わず、チームが勝つための手段に、明確な答えはない。だが、ドジャースがレイズGMのアンドリュー・フリードマン氏を社長格として招聘。さらに、MIT(マサチューセッツ工科大)出身の秀才で、アスレチックスのデータ部門を統括していたフォーハン・ザイディ氏を新GMとして迎えるなど、頭脳明晰な若きエグゼクティブが、続々とメジャー各球団の中枢を担う傾向が強くなったことは、今や否定のしようがない。