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セリエA得点王をかけた3人の戦い。
新星、大ベテラン、そして野生児。 

text by

弓削高志

弓削高志Takashi Yuge

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posted2014/05/14 11:30

セリエA得点王をかけた3人の戦い。新星、大ベテラン、そして野生児。<Number Web> photograph by AFLO

ドルトムントへの移籍が有力視されるインモービレ。トリノの会長は放出の意志はないと公言しているが、果たして……。

タイトルは、そして三者のW杯は?

 得点王レースで彼らが従えるライバルたちには、アルゼンチン代表FWイグアイン(ナポリ/17得点)やイタリア代表FWバロテッリ(ミラン/14得点)など、一筋縄ではいかない強者たちが名を連ねる。

 一昨年、タイトルを獲ったのはイブラヒモビッチで、昨季戴冠したのはカバーニ(ともにパリSG)だった。“セリエA得点王”の肩書きには、特別な重みがある。

 インモービレは、EL出場がかかった最終節のフィオレンティーナ戦に出場停止のため、ゴールどころかユニフォームすら着ることはない。2点差で追うトーニが、ナポリのゴール前で跳躍する度に、TVの前でヒヤヒヤする週末になるだろう。テベスは、チームとともに国内前人未到の勝点100獲得という難業に挑む。

 得点王レースは最終コーナーを回った。タイトルとともにバカンスを過ごすのは誰なのか。インモービレは逃げ切って、タイトルとともにブラジルへ乗り込むのか。トーニとテベスが、最後の最後で追い込んで差すのか。三者三様の最終節から目が離せない。

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