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武豊が無敗の愛馬に望む、
もう一枚の隠しギア。
~トーセンスターダムは化けるか?~
text by
片山良三Ryozo Katayama
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2014/03/02 08:10
トーセンスターダム(父ディープインパクト)は2012年のセリで2億5千万円の高値がついた。
きさらぎ賞(2月9日、京都芝1800m、G3)は、2014年のクラシックにつながる注目の無敗馬の激突となった。
ともに2戦2勝ながら、ぶっちぎって勝ち進んできたバンドワゴンが1番人気に推され、接戦を続けてモノにしてきたトーセンスターダムは少し水を開けられた2番人気。大方は、バンドワゴンが競り合いに持ち込まれることなく逃げ切ると予想していた。
しかし結果はトーセンスターダムの優勝。逃げたバンドワゴンをゴール寸前で僅かにアタマ差だけ捕らえての差し切りだった。新馬戦がクビ、京都2歳Sがアタマ、そして今回もアタマ。3連勝のすべてが2着馬と同タイムというのも珍しい記録である。