プレミアリーグの時間BACK NUMBER
超過密日程の2月を前に悲観論噴出。
それでも優勝候補はアーセナルだ!
text by
山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byGetty Images
posted2014/02/07 10:45
2月2日24節クリスタルパレス戦で2得点と復調した姿を見せた、オクスレイド・チェンバレン。
アーセナルは優勝候補のまま2月を駆け抜けられるか。
ジルーにゴールがなかった1カ月間も、アーセナルの敗戦はアウェイでのマンC戦(3-6)のみ。大敗ではあるが、プレミアではマンU戦以来ひと月ぶりの黒星だった。
2月の強豪対決でもポイントを落とせば、今季も「ライバルに勝てない」という弱点が指摘されるのかもしれない。だがこの点も、CLはともかく、プレミアにおいては優勝争いからの脱落を意味するものではない。
今季のアーセナルは、開幕戦を除けば、格下から着実にポイントを奪ってきた。これに対し、ライバルのマンCはカーディフ、アストン・ビラ、そしてサンダーランド、チェルシーはニューカッスルとストークに敗れている。アーセナルが取りこぼしの少なさを維持できれば、上位対決で勝てなくても致命的とは言い難い。
ベンゲルは、「この1カ月を乗り切ればタイトルに近づける」と、チームに発破をかけているという。既に白星でスタートした2月、リバプール守備陣の故障とマンUの不安定さを加味すれば、サンダーランド戦までのリーグ戦4試合で10ポイント獲得も現実的だ。世間は諦めムードの2月を、アーセナルが優勝候補のまま終えても驚くことなかれ。