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助監督の解雇は「バルサ化」の布石?
王者チェルシー、失速の真相。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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photograph byAction Images/AFLO

posted2010/12/10 10:30

助監督の解雇は「バルサ化」の布石?王者チェルシー、失速の真相。<Number Web> photograph by Action Images/AFLO

昨季はクラブを4季ぶりのプレミア優勝に導いたのに、すでに今季限りとも噂される監督のアンチェロッティ。もはや続投にはCL制覇しかない!?

上位との連戦を落とすとアンチェロッティも絞首台送り。

 チェルシーは、17節からトッテナム、マンU、アーセナルとの3連戦を迎える。

 昨季の二冠にも満足していない様子のオーナーは、上位勢同士の対決に勝っても当然と見なすだろう。仮にポイントを落としてさらに順位を下げれば、大鉈が振るわれないとも限らない。堪え性のないロシア人富豪は、すでに過去3年間で2度、シーズン途中に監督の首を切っている。

 順風満帆を思わせたチェルシーは、突如として荒波に揉まれている。“雇われ船長”が航路を見失い始めた感もある。アンチェロッティが「あと10年はチェルシーで監督を続けたい」と語ったのは、わずか半年前。だが、15節の後に「3年目の来季も現職で?」と問われると、指揮官は「そう思いたいがね」と肩をすくめた。シーズン前半で首位から滑り落ちたぐらいで騒ぐことはないという声もあるだろう。だが、楽観はできない。

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