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<トップアスリートが語るアミノ酸の必要性>
高橋大輔 「筋力を強化し、4回転ジャンプを成功させたい」
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAsami Enomoto
posted2013/08/22 06:02
ソチ五輪での4回転成功へ、さらなる筋力アップを。
そしてオリンピックイヤーを迎えようとしている。
男子フィギュアスケートは、バンクーバー五輪時と大きく変化したことがある。4回転ジャンプの重要性だ。高橋も、ショートプログラムで1回、フリーで2回成功させようと努めてきた。その成否は、ソチ五輪に大きくかかわる。
「4回転ジャンプの跳び方もいろいろあって、筋力を使う選手もいればタイミングで跳ぶ選手もいる。いろいろなタイプのジャンパーがいるので、これといって正解はないものなんです」
そう語る高橋自身は筋力のアップに取り組もうとしている。
「ここ何年かは筋肉で、というよりも体の使い方を重視しながらやってきました。でもパワーが少なすぎるので、これからはつけていきたいです。実は検査を受けたドクターから、筋肉面の数値が低いことを指摘されたんです。『これじゃ、ふつうの高校生くらいだ、それじゃだめだよ』って怒られた(笑)。必要な筋肉だから頑張っていこうかなと思います」
そのために、アミノ酸をあらためていかしていきたいと考えている。
「4回転ジャンプはいちばんアスリートっぽい部分だと感じる。難しいことに挑戦し、攻めていかないと勝てない。大変ですがそこが面白い。そのためにアミノ酸の入った新しいプロテインも試していくつもりです。とても楽しみです」
困難でもあり楽しみでもある挑戦の向こうに、ソチの栄光はある。