「仕事に対しても、プライベートにもプラス思考に」

　最初はフォームを意識したりしていても、集中してくると、景色よりも自分のことばかり見ている気がするんです。自分の中身をすごく感じられるから、今自分がどういう状況かとか、何を悩んでいるのかとか、すごく明確になる。リズムが乗ってくると、自然と仕事のアイデアが浮かんだり、悩みが解決したり。すごくいい時間です。仕事に対しても、プライベートにもプラス思考になれる。

　それでも辛いときもあります。冬は特にきついです。練習のときに、雨の皇居を「しんどいです」と言いながら、泣いて走ったこともありました。

　今年の東京マラソンのときは、直前で体調を崩して、レース中に足をつったりもしましたけど、それよりも完全に気持ちが負けてました。タイムも4時間28分で、すごいへこんで。自分に負けたみたいな。でもそれも含めて全部自分なんですよね。そこで辞めたら、そのままの自分で終わっちゃう。もっともっと磨いて、もっと強い自分になりたい。それに走ってしんどくても、終わった時に「あ～走ってよかった」って、絶対思う自分がいるんですよ。

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◆安田美沙子さんへのQ＆A
    28歳、京都府出身。バラエティ番組などで活躍。12月にミュージカル『クリスマス・キャロル』に出演

Q1 走りはじめたきっかけは？
25歳の時。マラソン経験者に「フルを走ると何かが見えるよ」と言われて。

Q2 どのくらいの頻度で走っていますか？
1～2回／週。今は10km目安。大会前は練習距離を伸ばしていきます。

Q3 走る日のタイムスケジュールは？

Q4 お気に入りのコースは？
駒沢公園のランニングコースは、走りやすくて、並木道のところが海外みたいですごく好きです。

Q5 走るときに聴く音楽は？
イズラエル・カマカヴィヴォオレの『オーバー・ザ・レインボー』、ジャズトロニック『バタフライダンス』。癒し系の曲を聴くことが多いです。

Q6 今までのベストタイムは？
04:09:46　昨年ホノルルマラソンで。目標はサブフォー。