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今年の都市対抗は“プロ注”が豊作!
ドラフト候補の実力派社会人選手たち。
text by
小関順二Junji Koseki
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2013/07/11 10:30
191cmの長身から投げおろす直球に、スライダー・フォークも持ち合わせるJR東日本・吉田一将投手。今秋ドラフトの動向が注目される右腕は、東アジア大会(10月開催)の代表にも選ばれている。
都市対抗は日本生命、パナソニックの関西勢に注目。
1回戦の最注目カードは7月15日の第1試合、三菱重工横浜対日本生命である。
日本生命には投手の吉原、柿田裕太、野手の小林(捕手)、井上(一塁手)、小田(外野手)とドラフト候補が勢揃いしている。近年、社会人球界は首都圏のチームが上位を独占してきたが、今年はここに日本生命が割って入る勢いを見せている。立ちはだかるのは三菱重工横浜の150キロ右腕、鶴田祥平。ストレート以外でも落差の大きいフォークボールを武器にする本格派だ。
第2試合では日本生命同様、関西のパナソニックが出場、三菱自動車岡崎と対戦する。エースはスリークォーターからMAX148キロの快速球とスライダー、シンカーを両コーナーに投げ分ける秋吉。東西対決という理想的な展開にするためには日本生命、パナソニックの頑張りは欠かせない。快進撃を期待したい。