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弱さを自覚して再出発の韓国代表。
ホン・ミョンボ監督就任までの経緯。
text by
吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki
photograph byAP/AFLO
posted2013/07/03 10:30
7月28日には東アジア杯の一戦として、韓国のチャムシル総合競技場において約2年ぶりとなる日韓戦が実現する。
“W杯最弱”を認めたうえで「強いチームをつくる」。
ホン・ミョンボの就任会見では、こんな発言もあった。
「正直なところ、ワールドカップ出場国で韓国よりレベルの低い国はないと思う。だからこそ、戦術を活かした強いチームをつくる。そういう考えでやる」
日本と韓国が、残りの1年間をどれくらい違う意識で過ごすのか?
韓国は、自分たちをスッパリ“弱者”と割り切ってみせた。
日本は、2011年のアジアカップ優勝、ワールドカップ予選前半の好調ぶり、欧州ビッグクラブの選手たち……などの理由から「やれるはず」という自信が漲っているのではないか。
どちらの意識が「正解」かは、現時点では分からない。
残り1年、じっくり両国の動向を比較していきたい。