坂本博之の名言
坂本博之の人生を応援してくれてる。だから恥じない生き様を見せなきゃいけない。
坂本博之(ボクシング)
坂本は不器用なボクサーだった。'00年10月、畑山隆則が持つWBA世界ライト級王座に挑戦し、10回TKO負けした直後から腰痛に苦しみ、レーザー治療を受けるも痛みは取れない。'02年10月に東洋太平洋スーパーライト級王者の佐竹政一に挑戦するが、最終12回にTKO負けを喫し、王座獲得ならず。その後、首・腰痛の治療を行うために、ふたたび長期間の休養に入る。日本唯一の脊髄専門病院で必死にリハビリを続けた。「もし、体が不自由になったとしても後悔はしない。そうしないで普通に生きるほうが、絶対に後悔すると思う。不器用なら不器用なりに一本筋を通して生きていけばいい、そう決意してボクシングをやっている」。'07年1月、プロボクサーとして最後となる試合に臨んだが、結果は7回終了負傷判定で引き分け。「きっと辞めるときは満足した形でグローブを置くことができると確信してるんですよ」と語っていたとおり、完全燃焼のボクサー人生であった。
Number594号(2004/01/23)
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