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ヤマトホールディングス会長・瀬戸薫 「日常は規則正しく、週末や海外出張でまとめて走り貯め」
text by
柳橋閑Kan Yanagibashi
photograph byMiki Fukano
posted2012/11/23 08:01
ランニングのおかげで、時差ぼけにまったくならない。
あと、年末年始の休みはかなり走り込みます。毎年1月2日は早朝、皇居を1周してから、大手町へ行って箱根駅伝のスタートを見るのが恒例行事です。
走る時間を確保する工夫は、海外出張のときに普段より多く走ることですね。朝5~6時に10km、長いときは15~16km走ります。ただその時間帯はまだ真っ暗。オランダでは車止めに躓いて転び、前歯を3本折ってしまいました。しかも、間の悪いことに翌日は楽しみにしていたパリマラソン。何も食べられないやら、着地の衝撃が歯に響いて痛いやらで、散々な結果でした……。
海外だとニューヨークのセントラルパークもよく走りますが、あそこは朝暗いうちからビジネスマンがよく走ってますよね。彼らは早朝をうまく使っている。経営者というのは結局は肉体労働です。多くの企業がグローバル展開するようになって海外出張も増える中、心身ともに健康でスタミナがないと務まりません。私は走っているおかげか、時差ぼけになることもまったくない。そういう意味でもランニングは有効ですね。
年間走行距離も年々伸びていたんですが、今年は走りすぎて膝を疲労骨折してしまいました。いまはもう回復したんですが大会出場はまだ我慢しています。きちんと治して80歳まで走り続けるのが目標です。
●瀬戸薫(Kaoru Seto)
1947年11月16日生まれ。'11年会長就任。宅急便の創設やクール宅急便の開発に携わったアイデアマン。
◆走る距離と頻度は?
Max37km/走れる時に
◆始めたきっかけ
元自衛隊連隊長の社員に誘われて。
◆ベストタイム
03:39:55(フル)