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<マラソン>満を持して! 歴史街道丹後100kmウルトラマラソンに出場してみた。(後編)
text by
吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki
photograph bySports Graphic Number
posted2012/11/19 06:00
ランニングを始めて約1年で100kmマラソンに挑戦した吉崎氏。
16.6km地点ですでに2時間40分。制限時間内に完走できるのだろうか?
16.6km地点ですでに2時間40分。制限時間内に完走できるのだろうか?
オレはかなりの危機に瀕していた。
かねてから宣言してきた「100kmマラソン完走のついでにフルマラソン4時間切り」。本番の9月16日、歴史街道丹後100kmウルトラマラソンのレース中のことだ。
30km手前でいきなり足切りのピンチに。4時間10分通過が必須のところを……16.6km地点で2時間40分が経過していた。
苦境に立ち、ウェストバッグからiPodを取り出した。オレは自分の特殊な体質を熟知している。KARAの「ジャンピン」を聞くと、どんな状況でもスイッチが入る。実際に18kmから23kmまで、すべてキロ6分強で走れた。そこまでの山道では、12分かかっていたのだが!