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史上初の2団体王座統一戦、
“大穴”は下馬評を覆せるか。
~井岡一翔vs八重樫東戦プレビュー~ 

text by

渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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photograph byHiroaki Yamaguchi

posted2012/06/19 06:00

史上初の2団体王座統一戦、“大穴”は下馬評を覆せるか。~井岡一翔vs八重樫東戦プレビュー~<Number Web> photograph by Hiroaki Yamaguchi

ホーム大阪で戦う井岡(右)に対し、八重樫には敵地の重圧もかかる。

辰吉丈一郎vs.薬師寺保栄戦の再現はあるのか?

 ならば勝敗を分けるポイントは何か。あえて不利の下馬評に甘んじる八重樫陣営に聞いてみた。

「八重樫は1カ月前にオファーをもらって短期間で試合に臨んだことも、けがで十分な練習ができずにリングに上がったことも、1回にダウンを食らってから巻き返して逆転勝ちを収めたこともある。ギリギリの試合では、こうした経験が必ず生きる」(松本好二トレーナー)

 脇役が主役を食った試合といえば、1994年12月のWBC世界バンタム級タイトルマッチを思い出す。絶対的な有利を伝えられた暫定王者の辰吉丈一郎は、正規王者ながら知名度の低い薬師寺保栄にまさかの敗北を喫した。

 21世紀の脇役も審判の下るその時を待ちわびている様子だ。

「僕は大穴かもしれませんが、1番人気が勝つとは限らない。大穴がきたときのファンの熱狂を思うと、楽しみで仕方がないんです」

 本命の井岡か、大穴の八重樫か。ゴングは間近に迫っている。

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