Number Do MoreBACK NUMBER

<やっぱり箱根駅伝が好きだ!> 山口浩勢 「キャッチフレーズは“城西大のギタウ・ダニエル”」 

text by

松山梢

松山梢Kozue Matsuyama

PROFILE

photograph byAsami Enomoto

posted2012/05/31 06:00

<やっぱり箱根駅伝が好きだ!> 山口浩勢 「キャッチフレーズは“城西大のギタウ・ダニエル”」<Number Web> photograph by Asami Enomoto
好評発売中のNumber Do「RUNの学校。~ランニングが楽しくなる方法、
教えます~」
では、第2特集「やっぱり箱根駅伝が好きだ!」で、真冬の
熱闘を独自の視点でプレイバック。出場19大学、箱根ランナー180人に
アンケートを行いました。

今回は、「自分に“山の神”のようなキャッチフレーズをつけてください。」という項目に対する山口浩勢選手(城西大/4区・区間4位)の回答を特別にウェブ公開します。

 別に周りからそう言われてるわけじゃないんです。3年前にギタウ・ダニエルさんがつくった20人抜きの記録と比べると、スポットライトが当たるほどのものじゃないですし。でも去年と今年、通算10人抜いているので、人にはできない経験ができたかなと。僕にとっては誇りです。

 実は今年は直前まで9区を走る予定でしたが、4区でしっかり順位を上げる作戦を任されて区間変更したんです。10位でタスキを受け取ったときも、前の選手が見えるいい位置だったので順位を上げる自信はありました。追いついたときに食らいついてくる選手と、諦めて離れていく選手が感覚でわかるんです。だから「今だ」と思って加速するだけで、すっと相手を抜くことができる。試合後に改めて、監督の戦略眼のすごさに驚きました。

このまま強化していけば絶対に3位争いができるはず。

 5人抜いてチーム目標の5位まで順位を上げることができたけど、持ちタイムで言うとあと2人は抜けたはず。最初飛ばしすぎて後半守りに入ってしまったので、攻めの走りで7人抜きできていれば、もっとおもしろいレースになっていたと思います。区間賞をとった東洋大学の田口(雅也)にも、一緒に走っていたら勝てたはずです。

 ちょっと残念だったのは、僕が順位を上げる瞬間がテレビで放送されなかったこと(笑)。やっぱりダニエルさんや村澤(明伸)さんみたいに「今何人抜いていきました」という実況をしてもらいたかったですね。本当は前に人がいるよりも、沿道の盛り上がりがいちばん早く聞こえてくる先頭が好き。いつかはトップで注目を集めたいです。

 今年はキャプテンを任されたので、厳しい部分を持ちつつも、緊張しているときこそ笑顔を忘れずに、明るくて楽しいチームにしていきたいです。このまま強化していけば絶対に3位争いができるはず。そして走るからには来年も、ごぼう抜きを目指します。

Number Doアンケートでは、箱根ランナーたちに以下のようなことを聞きました。

Q1. 今年の箱根駅伝での走りは何点ですか?
Q2. 箱根で一番気持ちよかった瞬間はいつですか?
Q3. レース前に“げんかつぎ”をしましたか?
Q4. 自分以外で「凄い!」と思った選手は誰ですか?
Q5. 履いているシューズのメーカーを教えてください。
Q6. 好きな有名人は誰ですか?
Q7. 自分に“山の神”のようなキャッチフレーズをつけてください。
Q8. 箱根駅伝を漢字一文字で表現してください。

詳しい回答内容は、Number Do「RUNの学校。~ランニングが楽しくなる方法、教えます~」をお読みください。

関連記事

#山口浩勢

陸上の前後の記事

ページトップ