球道雑記BACK NUMBER
西村監督は自身の胴上げを予想済み!?
V字回復を遂げたロッテに死角なし。
text by
永田遼太郎Ryotaro Nagata
photograph byHideki Sugiyama
posted2012/05/19 08:01
「(交流戦については)去年は負け越していますから。ひとつひとつ、今までの形でやっていきたい」と淡々と語っていた西村徳文監督。
専門コーチ陣も配置転換し、若手の指導に力を入れる。
青山、高橋の両氏の他にも打撃コーチ、投手コーチ、内野守備、外野守備走塁コーチなど各専門スタッフも一、二軍すべて入れ替えた。
ある若手選手はこう述べる。
「昨年までファームで見てもらっていたことが、今年一軍に上がったらそのまま引き継いでみてもらえる。モチベーションも当然上がりますね」
5月15日現在、千葉ロッテは一、二軍ともに首位を走っている。
交流戦の開幕に合わせたかのようにファームから内竜也が昇格。今後も荻野貴司、上野大樹、伊藤義弘といった二軍調整組が最良の状態で、疲れの見えた現在の一軍メンバーをカバーすることになるだろう。
「雨降って地固まる」の言葉があるが、今年の千葉ロッテは昨年吹き荒れた大嵐を乗り越えた。