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大人のマスコミ対応に見る、
盟主ヤンキースの真髄。
~極秘の選手研修プログラム~
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byAFLO
posted2012/05/14 06:00
ダルビッシュに対し2安打と気を吐いたジーターも、試合後は賞賛の声を惜しまなかった。
完敗しても、うつむく選手はいなかった。4月24日。レンジャーズ・ダルビッシュに9回途中まで10三振を喫しても、ヤンキースの各選手は、日米報道陣の矢継ぎ早の問い掛けに堂々と応対した。シャワーを浴び終えた主将ジーターも潔く、ダルビッシュの投球を称えた。
「いい投球が必要な時に、いい投球ができるすばらしい投手だね」
この日、4打数無安打とブレーキになったA・ロドリゲスがただ一人、報道陣の前に姿を見せることなく、クラブハウスを後にしたことが、試合後、取り沙汰された。それほどヤンキースの選手がマスコミに対応することは当然のこととして認識されてきた。